中部テレコミュニケーションズ（コミュファ光）のメリットデメリットを紹介

最終更新日 2024年11月5日 by andiwa

中部テレコミュニケーションズはKDDIが提供している電気通信事業で、もともとは中部電力の事業の1つでした。
現在も資本関係にあり、中部電力のサービスと組み合わせたプランが存在しています。

コミュファ光の提供エリアについて

有名なのがコミュファ光で、中部テレコミュニケーションズの光ファイバーを使ったインターネットサービスが受けられますが、愛知県、静岡県、岐阜県、三重県の4県でしか提供されていません。
しかし、近年では長野県の1部でも利用できるようになりました。
北陸を除く中部地方に特化した企業ですが、これは中部電力が関わっているからであり、管轄内であれば基本的には問題なく契約することが可能です。

2021年現在の最大速度と月額利用料

2021年現在の最大速度と月額利用料は、最大速度300Mbpsで5,042円（ホーム300）、1Gbpsで5,519円（ホーム1ギガ）となっており、通信速度だけを考えたらホーム1ギガプランの方がお得となっています。
コミュファ光の初期費用は契約事務手数料や工事費用などを合わせて28,700円で、そのまま契約すれば新規割引サービスは受けることができません。
ただし、中部テレコミュニケーションズは毎年割引キャンペーンを行っていますし、契約時にお得なプランを紹介されることがほとんどなので、そのまま契約するということはほとんど無いと言ってもいいでしょう。
月額料金はホーム1ギガプランを選択するとプロバイダ利用料が無料となるだけでなく、「ギガスタート割」が適用されることで月額43,000円に加え、光電話300円の最大2年間4,600円でインターネットを利用することが可能です。

地デジとBSの放送を視聴可能で固定電話を2ch使える

コミュファ光を契約すると地デジとBSの放送を視聴可能で、固定電話を2ch使うことができます。
「ホーム1ギガ」で利用できる1Gbpsは全国的に見ても速い方で、大容量の動画を見たり送受信しても不足はありません。
同じく1Gbpsを体感できるコミュファ光byCTCでは工事費用が無料な上、光電話利用込みで最初の3年間の月額利用料が戸建てプランで3,980円、マンションプランで3,380円となっているので出費を抑えることができます。
コミュファ光byCTCは3年間限定割引とはいえ、他社と比べると1,000円～2,000円程度安くなっていますし、基本通信速度が速いため大規模集合住宅でも極端に速度が低下することはほとんどありません。
光回線52社の通信速度ランキングでは常に上位に入っていることもメリットの1つで、全国展開している企業よりも地域を限定した回線の方が効率よく光ファイバーを提供することができるからです。

auユーザーはスマートフォン1台に付き月額使用料が最大1,100円（10代まで）割り引き

KDDIが提供している関係からauのスマートフォンを使っている方はauスマートバリューというプランを選択することができ、スマートフォン1台に付き月額使用料が最大1,100円（10代まで）割り引いてもらえます。
他社から他社へのサービスに乗り換える場合は前社から違約金を請求される場合がありますが、中部テレコミュニケーションズに乗り換えた場合は後日全額還元されるため、違約金を気にせずに好きなプランを選ぶことが可能です。
違約金還元キャンペーンは光電話もしくは光テレビと同時契約したり、コミュファ光の専用アカウントを作ったりするなどの決まりがあります。
ただし、この内容は2021年現在のもので今後変更される可能性があるため、適度にチェックするなどの注意が必要です。

コミュファ光のデメリット

メリットだけでなくデメリットもいくつか存在し、光電話や光テレビが必要でない方や固定電話を必要としていない方は魅力ではありません。
工事費用はほぼ毎年のように無料キャンペーンを行っていますが、ごくまれに適用されない期間が存在する場合があるため、どうしても急ぎとしている方を除いて少し待ってから申し込むことをおすすめします。
契約解除料や撤去工事費用は平均的な料金よりも若干高めとなっており、契約解除料が11,000円かかり撤去工事費用が13,200円のほか残債機器利用料も必要です。
残債機器利用料は解約月によっても料金が変動します。
最大で27,500円かかってしまうため、時期を見計らって解約しましょう。
いつ解約しても撤去工事費用は発生してしまいますが、契約解除料は2年自動更新の更新月に解約をすれば無料、残債機器利用料は契約から3年目以降であれば無料となります。
中部地方に在住でコミュファ光を使い続ける方は問題ありませんが、引っ越しなどで他社へ乗り換える場合、3年経過していないと損してしまうため注意が必要です。
また、解約には1カ月程度の時間を要しますが、引っ越しシーズンである2月～4月は契約数だけでなく解約数も増える時期となるので、この期間は早めに解約手続きを行わないと中々工事が行われません。