最終更新日 2024年11月5日 by andiwa
「あん福祉会って何?」
「あん福祉会の事業内容が知りたい」
「あん福祉会の利用料金は?」
あん福祉会は精神障がい者の社会復帰施設として結成されました。
現在ではその事業のバリエーションが増えており、大きく分けて4つの項目で社会に貢献しています。
参考:あん福祉会ってほかの障がい者の社会復帰施設と何か違うところはありま… – Yahoo!知恵袋
あん福祉会の事業
就労移行支援
そのうちの1つは就労移行支援です。
精神疾患などを抱えている方はどうしても就職できる職種や業種に制約が生まれてしまいますが、社会全体にその理解が深まっているかというと必ずしもそうではありません。
そこでこのNPOが就労を希望している方の就労を丁寧に支援しています。
利用には条件があり、精神科外来に通院中の方でなおかつ、主治医の承諾や紹介状が得られる方が対象となります。
原則2年の利用期限がありますが、多くの方の就労を実現してきました。
福祉会の就労移行支援事業は事務作業と、飲食接客の2つに分かれています。
事務作業は図書館内で実施され、書籍などの配置や書誌入力を行うことになります。
いずれも専門的な知識がなくても実施することが出来る内容となっています。
飲食接客は主に喫茶店での作業になります。
精神疾患を抱えている方にとって接客は簡単なものではありませんが、この支援を通じて対人関係の訓練をすることが出来ます。
就労移行支援は就職までだけではなく、希望があれば就職以降も実施されます。
このサービスにおいて収入を得ることは出来ませんが、昼食が無料となっています。
工賃として1日に1000円がかかることに気を付けておきましょう。
就労継続支援B型
あん福祉会の2つ目の事業は就労継続支援B型です。
これは地域社会で自立を目指している方がこれからも働き続けられるために、実施される支援となっています。
雇用が流動化する中で、新しい知識や技術がないと生き残っていけないケースは往々にして発生します。
そんなときに役立つのがこのB型事業です。
喫茶作業や清掃作業、公園門開閉作業などを通じて、仕事を続けるための能力を身に付けます。
季節の行事や一泊旅行なども実施されるのが特徴となっており、コミュニケーション能力を高めることにもつながります。
この事業に参加するためにはまず事前の見学に参加しなければなりません。
そうして体験事業に参加して、主治医などの意見書を提出して正式な加入が認められます。
一定の適性は存在する仕事なので、誰もが参加できるものではありません。
しかしながら、精神疾患を持っている方など通常の業務が難しい方でも加入が行えるように門戸は広げられています。
就労継続支援B型では就労移行支援の2倍以上の人数が登録されており、参加しやすくなっているといえるでしょう。
精神障がいグループホーム
あん福祉会の3つ目の事業は精神障がいグループホームです。
これは障がい者グループホームでの生活を望む方に生活の場を提供する事業となっています。
昨今では全国的なグループホーム不足が深刻化しており、それに対してストップをかける役割を果たしています。
運営している生活施設はあんホームの名で呼ばれます。
この事業では空室に入居者が入るという形で支援を行いますが、どうしても空室が埋まるという問題はあります。
いくら支援しようとしたとしても空きがなければ入居させようがないからです。
そこであんホームではたとえ空室がない状況であっても、体験入居は行えるようにしています。
次に空きが出来た際にはすぐに入ることが出来るので、障がい者の方々に安心感を与えることにもつながっているといえます。
あん福祉会が運用しているグループホームはコンビニや駅から近い場所に建設されており、面会などが行いやすくなっています。
この施設を利用するには通院治療を受けていること、東京都内に現住所があることなどが条件となっているのでその点には気を付けておきましょう。
グループホームでは緊急的な状況が発生することも予期されます。
そこでALSOKのサービスを利用しています。
24時間連絡を取ることができ、緊急時に駆けつけるための準備がなされているので入居者のみならず、家族にとっても安心感があります。
アルソックのヘルスケアセンターとの相談ももちろん可能です。
デイケア
あん福祉会の4つ目の事業はデイケアと呼ばれるものであり、小金井市内に住んでいる方に対してケアを実施しています。
自宅を訪問するわけではなく、毎週金曜日に公民館で実施されます。
このケアへの参加費は無料となっており、精神疾患をわずらっている方であればだれでも利用できる可能性があります。
カフェアンというお店も解説しており、通常のお店に比べて疾患に不安がある方でも働きやすいです。
あん福祉会では障がいを持つ方を特別扱いしていたわるのではなく、健常者との垣根を作らないようにしていることが見受けられます。
その証拠にカフェあんもその見た目やメニューなどについては、一般的な喫茶店と大きく変わりません。
まとめ
物理的なバリアフリーだけでなく、精神面へのバリアフリーもこのNPOが実現していることの1つです。
ケーキのデリバリーも行われています。
サークルで利用する方も珍しくありません。