最終更新日 2024年11月5日 by andiwa
五月人形は、5月5日の端午の節句に飾る人形のことを指します。
これは、男子の誕生を祝うと共に、子どもが無事に成長し、賢く逞しくなるようにという願いが込められています。
五月人形は、五月飾りの一つとされ、内飾りとして家の中に飾ります。
家の外に飾る外飾りには、鯉のぼりが有名であり、立身出世を願うために飾られるものです。
内飾りと外飾りは、込められた意味や質が異なるため、出来るだけ両方飾った方が良いとされます。
しかし、近年では鯉のぼりなどを飾るスペースが無いため、簡略化されたものが飾られるようになっています。
五月人形には、兜飾りや鎧飾りのような形のものもありますが、金太郎や桃太郎や武者のような人型の人形がケースに飾られているものもあります。
どういったものを飾るかはそれぞれの家庭によって異なると言えます。
また、五月人形はいつまで飾れば良いのかも地域や家庭によって違いがあるとされます。
例えば、七五三の習わしに従い、七歳になるのと同時に神社などに奉納するしきたりがあったり、元服する年齢まで飾るところもありました。
近年では、そういった風習に捉われることはなく、子どもが興味を示さなくなるような年齢になることで飾らなくなる家庭も多くなっています。
そのため、何歳まで飾るかは、お子さんの様子などに合わせるのも良いでしょう。
また、兄弟がいる場合などには五月人形や飾りをそのまま引き継いでいく場合もあります。
また、品質の良いものであれば、きちんと保管しておくことで子どもや孫の代まで引き継ぐことも可能だと言えます。
五月人形は、毎年買い替えるものでは無いので、立派なものが一つあれば良いとも言えます。
そのため、購入するのであれば、簡素なものよりも高品質な人形や飾りを買った方が良い場合もあります。
五月人形にはさまざまな種類があるので、親の希望だけではなく子どもの気に入ったものを購入し、喜ばせてあげるのも良い方法だと言えます。
◎コラム:五月人形 いつから